絵筆の修理と、父のセルフケア

洗っていたらプラスチックの柄が折れた
筆先は良いので、竹の割り箸を削ってはめた。
そういえば  
父は旋盤で削った鉄片が目に刺さり 磁石で抜いた事があった。
歯が丈夫なのが自慢で歯医者に行かず、
尖り過ぎた歯を鉄ヤスリで丸めていた。
………
高圧的で笑わない父が嫌いだった、
姑は、
「女房を泣かすなんて野垂死にでいい」と言い
「そうだよ」と答えた自分

でも  自分は父によく似ている。
「ありがとう、風邪をひくな」
と介護をして優しい言葉を聞けた
離婚した不仲な両親だったが
今は、父も母も 大好きだ